音楽制作以外に、高校の音楽講師とピアノの講師の仕事をしている。
どちらの講師業も、学生時代の友人をサポートする形で始まった。
当時、我が子たちがまだ小学校低学年。
音楽制作業をガッツリ始めるほど時間に余裕もないし、だからと言って、こどもを学童に預けるつもりもなかった。
高校の音楽講師は、こどもたちが学校へ行っている間に行って帰って来れるし、夏休みなどの長期休暇も同時にある。
個人的に、教える仕事は向いてないからやらない、と心に決めていたのだが、
友人が産休に入る際にお願いされて、助けたい気持ちと、
自分の経験のひとつとして、承諾した。
それからかれこれ7年になる。
途中から友人が始めたピアノ講師業もサポートすることになり、
最初はどうしても行けない時の代役としてお願いされたのだが、
気づけば週1〜2回通っている。
正直、交通費がかかるため、ボランティアに近い収入にしかならないし、
これから娘たちは高校大学と進むので、収入を増やしたいところ。
音楽制作業が忙しい時は、足枷でしかないので辞めたいのだが、
二人三脚でやってきている面もあるため、言い出しにくい。
別の人にお願いしてみたこともあるのだが、収入の安さからか、やはり断られる。
私の音楽制作業がもっと忙しくなれば、辞める理由になるのだが、コンスタントに仕事があるわけでもなく。
なので、就職するか、どこかの登録作家にならなければと模索している。
ずるずると辞められないのは私の弱さなので、
やりたくないことは、初めから断ることを肝に銘じなければ。
とはいえ教える仕事は、気づきや逆に教わることも多かった。
人生に無駄はないけれど、これを糧に自分のやりたいことをやらなければ、それこそ無駄になってしまう。
40代からの出発はかなりのハンデだとは思うが、なんとか掴み取らなければいけない。
思い描いていた自分になるためにも。